2009年1月27日火曜日

花ひらく

冬来たりなばということで、浜松では、もう梅が咲き始めていました。良く行くはままつフラワーパークは、梅園が見事です。すり鉢状の斜面にいろいろな種類の梅が植わっていて、居場所によって景色が変化して面白い。

2009年1月20日火曜日

凍りつく世界

志賀高原の積雪も年末年始で大幅増加して、どこでも気持ちよく滑れるようになりました。写真は石ノ湯ロッジの前にとめたクルマのドアミラー。ちょうど温泉の湯気が噴き出すところだったので、このようにフワフワのまくらみたいになりました。一度ドアを開閉すると崩れてしまうもろい美しさです。この宿はおもての道路からぐーっと下がったところにあるので、冬は4WDでないと登り返せないという難点がある反面、宿の前には静まりかえった「プライベート景色」があって落ち着ける宿です。
こちらは横手山山頂のレストランの窓にひらいた氷の花。前日に水滴がボタン状にあちこち着いたところを核として、放射状に氷が成長してこんな花模様になったのでしょう。冷え込みのきびしいこの季節ならではの美しさです。

2009年1月9日金曜日

秋田遠征

今年の年末年始は誘われて秋田・森吉山に遠征した。名前は聞いていたがどこにあるのかもよく分からない。ブナの山とは聞いていたが、地図を見てみると妙になだらかな山頂部の地形に意外な感じ。目を東にやると、八幡平があり、なるほどあの山の近くならこの地形もうなずけると思った。しかし、この地形では山頂部はスキーにならないだろう。いったいどこを滑るのかというと、廃止された森吉山スキー場跡がオープンバーンのままになっているのだそうだ。うまくできている。辛うじて今年営業しているもう一つの「阿仁スキー場」のゴンドラで登って、スキー場跡を滑るという楽勝ツアーとなった。正月向きのプラン。最初は新幹線+レンタカーと思ったが、長い休みのとれるのを活かして、途中寄り道をしながらクルマで往復することにした。往復2200kmの大遠征だ。(写真:凍てつく森吉神社)
宿は「テレマーク山荘森吉山」。廃止された森吉山スキー場へ登る途中にあるという立地は、ただスキー場に行く人にとっては残念ながら現在は魅力的とはいえず、年末年始とはいえ余裕があった。スキー場跡を活用して遊ぼうというわれわれには都合のいい場所にあるわけで、雪に埋もれた別世界でゆったりと正月を迎えることができてありがたかった。施設もしっかりしており快適な宿だ。雪不足の滑り出しとなった今シーズン、秋田もそれほど豊富というわけではなく、ふだんの年ならとっくに埋もれているブッシュがまだ出ていて、林間の滑りはあまり期待できないとのこと。スキー場跡がメインのプランで、これも正解。地元ガイドの福士さんにお世話になったので、安心のツアーとなった。(写真:樹々を縫ってスキー場跡のゲレンデトップに向かってトラバース)
行動の途中で、森吉神社横の避難小屋をありがたく使わせてもらった。小屋の中での写真を後から見ると、やたらとみんなから湯気が立っていておかしい。そのときの小屋の中の気温はー6度だったので、当たり前といえば当たり前だ。そのときは温度計がー6度を指していても、あぁそうかと思っただけだったが、考えてみるとフリーザーみたいななかで休んでいたわけで、なんだかおかしい。また、スキー場跡トップには、使われなくなったリフト駅舎が残されていて、その屋根の下でシールをはずしたり休憩をした。ずっと降雪の中での行動となった今回のような場合には、屋根のあるところで休めるのがたいへんありがたいと思った。(写真:リフト駅舎)
帰りには、例年正月を過ごす妙高に寄って、懐かしい面々とゆっくりすることができた。妙高も年末年始に雪が間に合ってたいへんめでたい正月を迎えておりました。