
ゴーゴーと爆音をたてながら進んでいく様子はまさに戦車のよう。頼りになりそう。しばらくするとまだクローズドの上部ゲレンデの方で雪の噴水があがっていた。今週は天然雪も降りそうなので、一気にコンディション良くなりそう。
Twitterもあります
You are like the wind, blowing across the land and... passing on. ---The Magnificent Seven, 1960---
今回は、登山期間中、豊科駅近くの南安タクシーに車を預けておいた。そこから登山口までと、下山してから豊科までここのタクシーを使うと、タダで預かってもらえるので安心だった。回送などもあるので、今後も便利に使えそうだ。
Camera: Panasonic DMC-FX01
清水から土肥にフェリーで渡ってアクセスできる西伊豆は、田子や浮島に何度か行ったが、南伊豆に今年初めて行ってみた。まずは、下田の先の須崎御用邸に隣接する九十浜(くじゅっぱま)。駐車場から少し歩いて降りていくと小さなビーチがある。その両脇は磯になっていてスノーケリングにも適。海底の砂が白いので写真にするときれいだ。岩の上には海藻がぎっしり生えている。
地元の子供会らしいグループがスイカ割りをしていた。皆、遊びが足りているらしく真っ黒でスリムだ。大人たちも慣れていて、食べやすいようにブルーシートの上でスイカ割りをして、終わったと思ったらあっというまに撤収して居なくなってしまった。いい感じだ。売店とシャワー、更衣室があり、コイン式温水シャワーがあった。
少し戻って石廊崎の西にある中木の民宿に泊まり、翌朝は渡船でヒリゾ浜に向かった。中木集落は1974年の地震で山の斜面が崩れ、家々が埋まってしまったことがあったそうだが、そのせいもあってか住民の団結心が強く、良い雰囲気の町に思えた。渡船も複数の漁船の共同運行で、頻繁に往復する船のどれに乗ってもいいので、利用者には大変便利なシステムになっている。
行った日はお盆過ぎの日曜で最盛期だったため、大きな石がゴロゴロしたヒリゾ浜は文字通り足の踏み場もないぐらいパラソルや日よけテントが立ち並んでいたが、海に入ってしまえば気にならず、透明度の高い水と豊富な生物に楽しくスノーケリングができた。外洋の水が流れ込む場所のせいか、水温が低く、1.5ミリのウェットスーツを着ていても長くつかっていると寒かった。水着だけの人もいたので、どうも私たちは寒いのに弱いらしい。
写真はイシダイの幼魚の群れ。ぴったりと寄り添って泳ぐ様子が面白い(動画)。カワハギの幼魚と混群を作っているのもいた。帰り道は、414号線(天城越え)を北上したが修善寺からの有料道路の整備が進んでいて、意外にすんなりと東名にたどりついた。
調子に乗って少し沖にこぎ出すと、なにやらねずみ色っぽいモノがいくつも波間を出たり入ったりしている。こんなところでダイバーもいないだろうにと思って近づくと、どうもイルカの群れらしい。あとでカサヤンに聞いたらスナメリだろうとのこと。前にホエールウォッチングの船の横を一緒になって泳いでいくのを見たことはあるが、何かこう、もっとずっとナマで見ている感じがしてうれしかった。全く予期していなかったこともある。後では、座った状態でだが1,2度波に乗ってグングン進む感じも味わうことができた。パドルを使うので加速をしやすいという利点がありそうだ。空気でふくらますタイプのボードもあるそうで、海に行くときに一台持って行くと何かと楽しそうだ。シーカヤックという選択肢もあるが、これは北極海で生まれ育った道具だけに、基本的に体をぬらさないコンセプトになっていて、重量も重い。根がまじめな移動の道具だ。ウェットスーツを着て水陸両用状態での夏の近距離用移動ツールとしては、パドルボードの方が相性が良さそうだ。
Camera: Olympus mu1030SW