美術博物館での「琉球の美」展に続いて、子ども美術博物館で「村山槐多展」があった。22歳で結核で亡くなった画家の、子ども時代に絵を描き始めたころから亡くなるまでを通観できる良い(赤裸々な)展示だった。子ども時代の、望遠レンズで建物の各部を引き写した製図のような絵から始まって、青春真っ只中で模索を続けた作品たちまで。その模索の最中で死が訪れることの無念さが伝わる。詩作も多く、ガランス(赤茶色の絵の具)を多用した絵に対応する「一本のガランスをつくせよ」というフレーズは、なぜか記憶にあった。油絵による印象派ふうの絵画では、木の下の暗い世界から陽の当たる梢までダイナミックレンジの広い表現が見事で、光の輝きに高揚感がある。
山本鼎とは母親同士が岡崎出身の姉妹で、鼎も槐多も幼くして岡崎を離れたものの、二人とも岡崎ゆかりの画家に違いない。洋行する直前の鼎が、使っていた油絵の具を槐多に残して油絵を描くことを勧めたというエピソードもあるそうだ。今回発見された多くの作品も、その死をいたんだ友人たちが死後に分け合って大事に持っていたものが世に出たという経緯のようだ。必ずしも近くにいて快適な人ではなかったろうが、その天才ぶりを皆が認めて将来を楽しみにしていたのだろう。高村光太郎が死の16年後に彼を「強くて悲しい火だるま槐多」と表した詩から、そんな気持ちが伝わってくる。Eテレの日曜美術館で取り上げられた回を後で見たが、詩との対比がうまくつくられていて、理解が深まった。
You are like the wind, blowing across the land and... passing on. ---The Magnificent Seven, 1960---
2019年1月17日木曜日
MOUNT SHIELD LENS for Pentax Q
1/1.7 型 というコンパクトデジカメサイズのセンサーを使ったレンズ交換式ミラーレス一眼のPentax Q-S1。純正レンズは8種類あるが、一つだけ未購入だったのがこれ。Qシステムもそろそろ終わりが見えてきたのでコンプリートした、というブログ記事につられて買っておくことにした。マウントキャップ代わりということで「MOUNT SHIELD LENS」。絞りはF9固定、焦点調節もなし、という潔い仕様。背面の液晶で構図を決めてシャッター押すだけというのが意外に快適。
「撮影距離の目安:約0.3m-2m」となっているが、もう少し近いところが得意な印象。周辺ボケも盛大。(主題の強調は得意、とも言う。)
こういう景色を意味もなく撮りたくなる。
遠くはボケボケだが、写すものによっては面白い。
少し出来上がりが想像できるようになってきたかな。
色を楽しむ。
水面の反射を取り込むとおもしろい。
マルゲリータとりんごとはちみつピザ。
主題の強調。
「撮影距離の目安:約0.3m-2m」となっているが、もう少し近いところが得意な印象。周辺ボケも盛大。(主題の強調は得意、とも言う。)
こういう景色を意味もなく撮りたくなる。
遠くはボケボケだが、写すものによっては面白い。
少し出来上がりが想像できるようになってきたかな。
色を楽しむ。
水面の反射を取り込むとおもしろい。
マルゲリータとりんごとはちみつピザ。
主題の強調。
2018年11月22日木曜日
SIGMAのF1.4 Contemporaryレンズシリーズ
APS-C用のソニーEマウントレンズが3本揃った。最初に30mmが出て、次に16mm、最後に今日発売の56mm。35mm版換算でそれぞれ、45mm、24mm、84mmとなる。今どきAPS-C用レンズを出してくれることがありがたいので、F2.8シリーズに続いてつい買ってしまった。F2.8 Artレンズは、19mm、30mm、60mmだったので今度のは広角より。
左から16mm、30mm、56mm。焦点距離の短いものほど長いというのがおかしい。重さはでかい16mmが一番重く、次いで56mm、僅差で30mm。56mmはこれから使ってみるが、16mmの描写の細かさはいいと思う。30mmはまだあまりびっくりさせてはくれない。
SIGMA特製の3本専用ケースがおまけについてきた。キャップ、フードをつけた状態でぴったり収まるが、仕切りは固定なのでまさに専用。想像していたより薄手で柔らかいので、三本入っていないとふにゃふにゃで持ちにくいかも。
(後日追加)以下は56mmの作例。山梨県と東京都の境の大菩薩から樹氷と南アルプス(F8)。どこまでがレンズの力かよく分からないが、楽しんで撮影できた。ボディはNEX-5N
同じく大菩薩から富士山(F8)。
山中湖畔の高台から富士山(F8)。だいぶ近い。一定の焦点距離なので、距離が反映される。
色づいた木の実と三ツ峠の岩場(F6.3)。
御坂峠の旧道トンネル脇から富士山(F10)。
旧道トンネル脇にある「天下茶屋」にて(F4)。
以下は30mm。養老山地の紅葉(F4)。
同上(F4.5)
以下は16 mm。昨年同時期の買ったばかりの頃の作例。何ということのない山里だが隅々まで葉っぱが詳細に描写されていて驚いた(F8)。
同上(F8)
同上(F4)
豊田市民芸館の茶室(F4)。
妹島和世設計の逢妻交流館(F5.6)。
左から16mm、30mm、56mm。焦点距離の短いものほど長いというのがおかしい。重さはでかい16mmが一番重く、次いで56mm、僅差で30mm。56mmはこれから使ってみるが、16mmの描写の細かさはいいと思う。30mmはまだあまりびっくりさせてはくれない。
SIGMA特製の3本専用ケースがおまけについてきた。キャップ、フードをつけた状態でぴったり収まるが、仕切りは固定なのでまさに専用。想像していたより薄手で柔らかいので、三本入っていないとふにゃふにゃで持ちにくいかも。
(後日追加)以下は56mmの作例。山梨県と東京都の境の大菩薩から樹氷と南アルプス(F8)。どこまでがレンズの力かよく分からないが、楽しんで撮影できた。ボディはNEX-5N
同じく大菩薩から富士山(F8)。
山中湖畔の高台から富士山(F8)。だいぶ近い。一定の焦点距離なので、距離が反映される。
色づいた木の実と三ツ峠の岩場(F6.3)。
御坂峠の旧道トンネル脇から富士山(F10)。
旧道トンネル脇にある「天下茶屋」にて(F4)。
以下は30mm。養老山地の紅葉(F4)。
同上(F4.5)
以下は16 mm。昨年同時期の買ったばかりの頃の作例。何ということのない山里だが隅々まで葉っぱが詳細に描写されていて驚いた(F8)。
同上(F8)
同上(F4)
豊田市民芸館の茶室(F4)。
妹島和世設計の逢妻交流館(F5.6)。
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