一昨年に続いて、築田さんのグループに入れてもらって、頸城の山々の一つ「高松山」に行ってきた。このあたりを訪れるのは、ずっと前に火打山北面を滑って笹倉温泉に下りたとき以来だ。そのときは糸魚川から夜行列車で米原経由で帰ってきたこともあって、はるか遠いエリアだと思っていたが、糸魚川・岡崎は、高速道路で370kmだから、妙高・岡崎ぐらいの距離なのだなとちょっと驚く。ベースになる笹倉温泉は、糸魚川から車で30分ぐらいなので、北陸新幹線が開通すると関東から結構アクセスのいいエリアになるので、訪れる人が増えそうな気がする。
行程の詳細はGoogleアルバムを参照(上の写真は、アマナ平)。今回は急な登りがあるのでTLTで行ったが、やせ尾根の登高ではテレマークでは感じたことのない不安感を覚えた。慣れていないせいかもしれないが、雪をふみしめる感覚のダイレクトさは、テレマークの方が良いように思う。TLT用のスキーアイゼンがちょうつがい式なので、クライミングサポートを高くすると効きがわるいせいもあるかもしれない。ただ、今回、築田さんが「革靴+3ピン、クライミングサポートなし」でスイスイ登って行かれるのを見ると、このところ道具に凝りすぎて基本を忘れていないかいと諭されたような気もした。
築田さんの話では、以前は一ノ倉谷の途中が通れるのかどうかわからなかったところを、築田さんたちが行ってみて通れることがわかり、ポピュラーなルートになったとのこと。標高差は1200mほどあって結構タフなルートだが、変化に富んだ面白い周回コースだった。