土曜は「てれまくり」に参加して、次の日曜はその近所でツアーに出るという、昨年と同様のパターン。一般的な栂池から天狗原経由で登っていった。暖かくなるのが早いので季節感が狂っていて、ゴンドラの上のロープウェイが動いていたり、へリスキーが始まっているとうるさくていやだなと思っていたが、まだ時期が早くてどちらも始まっておらず、比較的静かな山を楽しめた。ゴンドラでは新潟から来た山スキーオジサン3人組と乗り合わせ、ここは初めてというのでコースのミニ解説をした。ゲレンデわきは地面が出ているところも多く、少雪ぶりがなさけない。雨が降って凍ったのかカチカチの雪面を歩き出す。ソフトな雪は望めそうもない。今回は新しく買ったGarmin Edge 705という本来は自転車用のGPSを使ってみた。充電式だが1日は持つので日帰りツアーには使える。山用と比べてマイナス点は、高度計の校正が手動でできない、電子コンパスが付いていない、記録形式がトレーニング主体の少し変わった形式、などだが、本体のコンパクトさは魅力。感度もいいのでポケットに入れておくだけできれいに記録できる。成城小屋は結構雪に埋もれている(Photo1)。
天狗原にたどりついて白馬乗鞍を見上げる(Photo2)。ここまで来ると意外に雪がある。下界でおそれていた程ではない。この日は天気がくずれるような予報だったが、高曇りで遠くまできれいに見えてなかなか良い。ただし気温は高く風もないのでたいへん暑かった。この季節、アンダーウェアだけでハクノリまで登ってしまえるのはちょっと異常。写真の斜面の上2/3は堅いなりにきもちよく滑れたが下の方はブレーカブルクラスト気味で踏み込むとスキーが埋まってころぶ。天狗原からの滑り出しも予想のつかない雪で、おそるおそる。今年は気温が高いので悪雪は豊富に体験できそうだ。