8月に歩いた御岳の頂上部周遊コースを逆回りしてみた。8合目まで登ると、まさに「錦繍」の世界の始まり。三の池方面へのトラバース道に沿って行くと、さまざまな色に染まった景色を堪能できた。さすがに日も短いので北端の継子岳はカットして三の池の周囲を回るにとどめたが、飛騨頂上の小屋のあたりでは寒風が吹きすさび、昼近いのに気温は零度。霜柱や氷柱が残っている。小屋に飛び込んでカップラーメンやチャイを注文してしばし文明の恩恵に預かり生き返る。気を取り直して、眺めの良い摩利支天岳に向かう。三角点への道は稜線の南側に付いているが、なかなかruggedで野性的な道。風が当たらず、木の実(写真はクロマメノキ。ちょっとしなび気味になったのが格別の味わい。)をつまみ食いしたり、小鳥と遊びながら楽しく往復した。賽の河原から二の池畔に出るところでは、ポッと突然緑色の湖面が目に入り、思わず声がでる。荒涼とした一の池を回ってついに剣が峰に到着。6合目までノンストップで駆け下ると、さすがにちょっと膝に来たが、8月のときほどではなく、まぁまぁ無事に今日も行程終了。来年あたりは長さで知られる開田口を試してみようかな。いつもながら
上天気さんには、いろいろお世話になりました。