2011年1月18日火曜日

諏訪・蓼科あたりのスキー場

 正月明けの連休は、かなり冬型が強まる予報なのと、行こうかなと思っていた白馬あたりは好みの宿がとれなさそうなので、一転して蓼科に宿をとってその周辺の行ったことのないスキー場を渡り歩いた。ほとんど人工雪のゲレンデばかりだが、青空の元で高速カービングという目論見は的中。次週に行ったふじぱらもあわせてインプレッション。
 まずは、車山スキー場。とにかく眺めが良い。リフトトップからちょっと歩いて上がるとレーダードームのある車山山頂。八ヶ岳、富士山、御岳、乗鞍、北アルプスと大パノラマ。山頂からの急斜面も楽しい。今回はビーナスコースがちょうどいい硬さで高度感を楽しみながらカービングできた。レストランが三ヶ所にあってそれほど混まないのがありがたい。施設の更新がよく行われているようで、おしゃれな感じが良い。4時間券が使いやすい。マスターズ、50歳以上。
 翌日は、まずしらかば2in1。広いスキー場ではないし標高差も大きくないが、レイアウトが良い。志賀の熊の湯そっくりの急斜面+緩斜面の地形だが、上部の急斜面部分が広い谷地形になっていて滑りやすい。下の緩斜面もむだに長くない。全体にファミリー・初心者と、上級者との分離がうまくいっていて、安心してスピードを出せる。シニア、55歳以上。


 午後は、2in1と共通リフト券になっている白樺高原国際に移動してみる。ここはスキーオンリーで、りっぱなファミリーゲレンデ。6人乗りゴンドラがかかっているが標高差270mというかわいいもの。リフトの乗り降りが心配な子供たちも安心して乗れる、というスタンスのゴンドラ。ゲレンデもあくまでもフラットな中斜面が主体で、2in1と組み合わせて丁度いい感じ。うまくできている。

 よくばって夕方にもう一つ、白樺湖ロイヤルヒルに行ってみる。車山と白樺湖の景色を楽しもうという観光気分。夕方だったのでリフトベース近くに駐車できたが、本来はビーナスラインから中腹に上がったところの駐車場を使うのが良いらしい。思ったより広いゲレンデで、高校のスキー旅行もいくつか来ていた。目論見どおり景色は上々。しかし夕方のゲレンデはどんどん寒く堅くなり、一回券3枚で満足。シニア、55歳以上。一回券を含む全ての券種にシニア料金が設定されているのは珍しい。
 青空が広がった翌日は、景色を楽しみにピラタスへ向かう。駐車場で既に-10℃、山頂は-14℃とのこと。サングラスでは涙ボロボロで滑れない。リフトは地面ぎりぎりの高さで、よほど雪がふらないところなんだなと納得。整備のゆきとどいたゲレンデだが、リフトで滑る下部エリア全体に傾斜がゆるいのが残念。ゲレンデベースを見下ろすテクニカルバーンが唯一の急斜面で、ここは楽しい。

 ロープウェイは100人乗りで、車内はほとんど電車のようだ。10分置きに出るのでそれほど待たされる感じはない。写真は山頂駅到着直前だが、何かドックのような感じ。北八ツを歩く登山者、ネイチャー系スキーなどいろんな人が乗っている。下りに乗る登山者も多い。標高差は480mなので焼額ぐらい。林間を滑り降りるコースはまずまずの広さと傾斜で楽しい。ロープウェイ山麓駅のレストランが空いていてよかった。シニア、55歳以上。
 今回の蓼科での宿は、ホテルハイジ。表の道から少し入った高台にある、やんごとない雰囲気のホテル。食事や環境からすると、結構バーゲンプライスだと思う。夏の避暑が本番らしく、冬はよく空いている。1−2月に冬休み期間がある。前回は6月に泊まったが、裏山のカッコウの声が高原らしくてよかった。近くのスキー場が結構滑れることがわかったので、また冬にも来たい。

 翌週も強い冬型の予報だったので、晴天率85%に期待して富士見パノラマへ行ってみる。ここのウリは、標高差750mのゴンドラ。これはなかなか滑りでがある。地形図で見てみると、八方が650m、焼額が450m、チャオが380mだから大きさがわかる。栂池は760mあるが横に長い。マイアのトップから斜度が緩むまでが標高差200mぐらいなので、それを4回つないだぐらいに、えんえんと中、急斜面が続く。修行のスキー場だ。今回は10回滑ったので総標高差7500m。すごい。さすがに昼前から吹雪となったが、晴れていれば八ヶ岳の眺めがよさそうだ。シニア、50歳以上。