2016年1月12日火曜日

上越国境のWinter Wonderland(2)

2日目はいよいよ苗場。ここでも苗場、田代、神楽と三つのエリアが繋がっているので、共通券でかぐらのリフトトップと和田小屋を目指す。
苗場のトップは筍山だが少雪で山頂へのリフトはまだ動いていないのは残念。「苗場スキー場」だけど山頂に上がらないと苗場山が見えないのである。フラットで硬すぎない大斜面ゲレンデ(そういう名前なのです)を堪能し、まだ小石も散らばる連絡路をどんどん下って隣の田代エリアに向かう「ドラゴンドラ」に乗る。全長5.5kmで20分かかるという長大なゴンドラ。

これは帰りのゴンドラからの眺めだが尾根や谷をいくつも越えて延々とほぼ水平移動していく(正確には400mほど上がるのだが印象は横移動)。
ドラゴンドラ - Spherical Image - RICOH THETA

途中、ぐんと下がって川のすぐ上を通る。こんな眺めがあるゴンドラはかなり珍しい。紅葉シーズンにも観光用に動かしているそうだ。


田代エリアからは苗場山が見える。右が神楽峰、左がテーブル状の苗場山の端っこ。夏は神楽峰を経てこの険しい尾根をたどるのがポピュラーコースだが、僕らは昨秋に裏側の秋山郷から登った。人は少ないが登山道がほぼ全面ぬかるみなのは参った。

神楽エリアの和田小屋でソースカツ丼とけんちんうどんの定食Aで飽食した後、リフトトップに上がる。知らなかったが最上部のリフトは12:00で営業終了だそうで、運良くぎりぎり間に合った。ここから神楽峰に登るのがポピュラールートなので、遅い時間から山に上がらないように、ということなのだろう。少し柵の外にでてパノラマ撮影。ダム湖は田代湖。その右手一帯の低い丘が田代エリア、背後の白いのが平標山。その右端の黒い山が苗場エリアトップの筍山。たいへん遠いところを無理矢理つなげていることが良く分かる。

かなりリフト待ちが出てきた田代エリアを横切ってドラゴンドラで苗場エリアに戻るとこっちはさらにたいへんな混雑。ゲレンデもあちこちで枯れ草が露出してかなり悲惨になっていた。ほんとに今年は少雪だ。