2007年6月4日月曜日

乗鞍岳


 この季節の乗鞍岳は、位ヶ原山荘行きのバスでおおぜいのスキーヤーやボーダーが繰り出す。ずいぶん久しぶりで乗ったが、バスを運行しているアルピコさんはたいへん熱心に運営されている。客の人数にあわせて2台、3台と増発してくれるので座って行けるし、車掌さんなどを何人も配置していて、スキーも荷物室に収容してくれるので楽だ。バスも低公害車なので昔みたいに黒煙モクモクなんてこともない。全シーズンを通じたマイカー規制の効果か、沿道の植物もいっそうきれいになっているように思う。そろそろ、規制を一歩進めて国民休暇村の先は一般車立ち入り禁止にしてもいいのではないだろうか。
 さて山のようすだが、滑る場所はふんだんにある。山頂直下のルンゼも写真で見ると岩が多いようだが、快適に滑れる。今回はまず剣が峰まで登ってこのルンゼを一滑りして、肩の小屋あたりまでもどり、コロナ観測所のあたりに登り、富士見岳の南の谷を少し滑ってから、富士見岳の北のコルに登り返し、位ヶ原山荘に滑り込んだ。以前に立山でやったような遊び方だが、3000m級でのインターバルトレーニングなのでたいへんきつい。途中でTMNご一行ともお会いできたのはうれしかった。摩利支天の北のピークが雪が多く、あちこち滑り込むのに良さそうに見えた。まだまだ面白いライン取りが考えられそうだ。
 以前の位ヶ原山荘はバスが発着するところというだけで、印象が薄かったが、最近は若いスタッフで熱心に営業されているようだ。今年からは、3月から営業されているそうで、スキー場トップから雪をかきわけて登り着いた小屋に2食付きで泊めてもらうという、意外に他ではないシチュエーションが楽しめそうだ。是非来年は行ってみたい。