今シーズン3泊目となった位ヶ原山荘。一回目は鳥居尾根をラッセルで登った。二回目はゲレンデトップからのツアーコースを登った。三回目は山荘前までバスで来ることができた。今までは何度もつづら折れが続くばかりで、面白みのなかったバスの車窓も、一回目の記憶をたどると、この辺はラッセルが深かったなぁとか、この辺で行方不明者と合流したなとか、楽しめた。雪質も回を追うごとに、パウダー、シュカブラ、ザラメと変化した。今回は、行動ができたのは、登った日の12時半までで、その後はザンザン降り。同宿のガイドツアーの皆さんの宴会をラジオ代わりに聞きながらこたつでウトウト。前2回は、グループで泊まり合わせたので、つい宴会がはずんで晩飯の鹿ナベもおぼろげにしか記憶していなかったが、今回はしみじみと味わうことができた。
冬は閉じられていたバス停側の玄関は、もちろんオープンしているが、スキーの持ち込みは前と同じく裏の入り口から。今まで、周りの雪を掘り下げた位置にあったのだが、今回は写真のように階段を上って入る。周りに雪があるのは同じだが、雪の深さはこんなに変わっているのだと思い知らされる。山荘の水源はまだ雪に埋まっているらしく、蛇口をひねってもまだ水はでないが、生ビールが飲めるようになったのは大きな変化だった。