2008年3月11日火曜日

ツアーいくつか

冬季営業中の位ヶ原山荘に敬意を表して仲間を募って一泊ツアーをした。初日は吹雪で、リフトの止まった鳥居尾根ゲレンデをシールで登り、鳥居尾根コースをたどった。ほどほどの間隔の大木の中を静かに進んでいく。途中からはラッセルが深くなったが、9人もいるので楽々。2時頃につららをぶら下げながら山荘到着。いつもは春スキーのバスの終点としか思っていなかったが、中に入ってみるとたいへん立派な建物だ。柱も太い。清潔な部屋とりっぱな食事は山小屋というより旅館レベル。翌日は快晴となり、風は冷たいが景色良し。摩利支天と富士見の間の広い尾根をまず一滑りする。乗鞍に登らないと、乗鞍がよく見えるのかと納得。北風から微妙に陰になっているせいか、尾根上なのにパウダーが楽しめた。まるでゲレンデ。登り返して隣の大沢をくだる。ビデオ撮影付きなので気合いが入る(YouTube1YouTube2)。板はDiranを使ったが、高速パウダーはたいへん快適ながら、下部のパックスノーでの小技はちょっと効かせにくい感じで、何度も雪まみれになってしまった。研鑽を要す。

次いで、白馬乗鞍での「てれまくり」イベントに参加した翌日、栂池にタクシーで移動して「裏ヒヨ」を滑った。最近人気のエリアらしく、トラックがしっかりついていて、登りは楽々。北斜面では良い感じのパウダーが楽しめた。登り返した1598mピークあたりの稜線からは、後立山連峰と妙高、乙妻・高妻あたりがぐるりと見渡せた。最後はてれまくり会場を見下ろしながら尾根づたいにゲレンデに帰着。これも何一つ、いうことなしのツアーだった。このときは8611 Summitを使ったが、たわみやすい分、パウダーでやや足をとられる気がした。このところずっとツアーといえばSummitだったがDiranと併用すると違いが感じられてなかなかおもしろい。今後も比較して見たい。