2010年3月5日金曜日

桑名の殿さん、しぐれで茶々漬け。。。

 愛知県から三重県に入ったところが桑名。いつも通過するばかりだったが、休日朝のお決まりの四日市渋滞を避ける意味もあって、ちょっとおりて自転車ポタリングをしてみた。城跡の九華公園駐車場からBD-1で走りだすとすぐに七里の渡し跡。昔の東海道は、桑名と熱田の間は船を使ったのだが、ここが桑名側の船着き場。今も揖斐川から市内に続く水路の出入り口になっており、水路にはモーターボートが係留してある。ほかにも水路があり、桑名は水辺の街という印象。渡し跡から東海道がのびており、標識が整備されている。なかなか風情がある。
 東海道をしばらく走り、また平行する水路沿いの道を戻る。明治時代に商売で儲けた諸戸家の屋敷や庭園が残されている。六華苑はその一部で、ジョサイア・コンドル設計の洋館が整備・公開されている。和式の屋敷とつながって建てられており、一階、二階ともに行き来できるようになっているのが面白い。また、庭園も芝生広場と日本庭園の組み合わせになっている。芝生広場を見下ろす二階のサンルームは最高に気分がよく、しばらく住んでみたくなった。
 建物の右端に見える塔の内部は、このように隣の部屋とつながっている。ここがまた隠れ家っぽくて居心地がいい。窓の外を眺めながら本でも読むと、時のたつのを忘れそうだ。洋館には、暖炉の脇とか階段下に、こういう隠れ家スペースがあることが多い。元々は3階建てだったのを、揖斐川が見えるように4階に建て増ししたのだそうだ。残念ながら公開されているのは2階までだ。4階からの景色が見てみたい。表題の元ネタはこれ。便利ですな、YouTube。